大腸内視鏡(大腸カメラ)|下痢・便秘・血便などがある方

大腸カメラ検査に関連する症状

  • 下痢と便秘が繰り返す
  • 便意があるがなかなか便が出てこない
  • 排便しても少量である
  • 血便/下血が出た
  • 痔が長く続いている
  • 腹部膨満感がある
  • お腹がよく張る、よくガスが出る
  • 体重が急に減少した
  • 大腸がん検診にて便潜血が陽性であった
  • 家族や親戚に大腸がんの方がいる

上記の症状がある方は大腸カメラ検査を受けることをおすすめいたします。
大腸カメラ検査を受けることで腸に関係する疾患の診断や治療ができます。
また、大腸がんの早期予防に繋がることもあります。

大腸カメラ検査について

大腸内視鏡検査では、直腸からS状腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、回盲部までの粘膜をすみずみまで直接観察できるので、小さなポリープなどの病変を見つけることができます。大腸がんの85%は良性のポリープから進展してがんを発症しています。そのため、ポリープを早期に発見して切除することで、進行性の大腸がんにならず根治する可能性が高くなるのです。

大腸がんとその初期症状について

大腸がんにはとても怖いイメージがありますが、大腸がんのほとんどは、大腸ポリープが大きくなるにつれてがん化したものです。
食事やライフスタイルが欧米化したことで、大腸がんは日本人の死因の上位にランクインするようになってきています。
消化器外科で長く勤務してきた院長は
「全然がんだなんてわからなかった」
「ただの痔だと思っていた」
「毎年健診を受けておけばよかった」
という声を数多く聞いてきました。初期症状がないことが多かったと言います。

 

内視鏡 上部 下部 胃 大腸

大腸がんの特徴としては、
・ほとんど自覚症状がないまま進行する
・ほとんどの方が40歳以上で罹患する
・定期的に検査を行いポリープの内に切除すればがん化しにくい
・早期発見し早期治療介入できた場合の治癒率が極めて高い
という特徴があります。つまり多くのケースが、症状のないうちから定期的に大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)を受け、ポリープの段階で発見し切除してしまえば、大腸がんのほとんどは未然に防ぐことができるのです。

大腸はヒダが何層にも重なっているため、ヒダの奥に隠れているポリープなどの発見が難しいのですが、当院では最新機器を導入し、見落としの少ない検査を行っています。
大腸がんは、進行してから発見された場合、開腹手術や抗がん剤治療、場合によっては腸の摘出などを伴うつらい治療が待ち受けています。
早期発見できた場合は、90%以上が元の生活へと戻ることができますが、進行がんの場合には、完全に元通りの生活に戻れない場合も多くあります。

幸せそうな家族

内視鏡にて治療を受けて治すためには、「早期発見」が何より重要ですから、40歳になったら毎年潜血便検査(大腸がん健診)を受けることをお勧めしています。
また、大腸ポリープ切除をした方や、近親者に胃がんや大腸がんなどの消化器がんを患ったことがある方がいる場合には、2年に1回は大腸内視鏡検査を受けることを強くおすすめしています。

内視鏡について

このような方に検査をおすすめします

  • 大腸がん検診にて便潜血が陽性であった
  • 便秘や下痢が続いている
  • 便が細くなった
  • 血便が出た
  • 家族や親戚に大腸がんの方がいる
  • お腹がよく張る、よくガスが出る

「血便」「長く続く下痢と便秘」など、明らかな症状がある場合はもちろん検査が必要ですが、ご家族や親戚に大腸がんの患者様がいる場合には、40歳を過ぎたら大腸がん検診を毎年受診してください。
またポリープを既に発見されている場合、ポリープが出来やすい体質だと言えますので、最低でも2年に1回は内視鏡検査を受ける必要があります。
ポリープができたらすぐに内視鏡で切除することで、大腸がんになる事を未然に防ぎ、健康を守ることができます。

当院の大腸カメラ検査の特徴

POINT① 消化器内視鏡専門医が施行 胃カメラや大腸内視鏡検査の苦痛や精度は、医師の経験や技量が大きく左右します。より苦痛を伴い易い大腸内視鏡検査では、非常に大きな差があります。 当院では、内視鏡専門医が、精度の高い、丁寧で優しい内視鏡検査を提供します。
POINT② 検査中に撮影画像を見ることが可能  胃カメラは勿論、大腸内視鏡の場合においても、会話をしながら、患者様専用モニターにて検査中の画像をライブでご覧いただくことが可能です。 実際に、供覧をいただくことで疾患の理解が深まります。希望者には、患者様の家族を検査室にお呼びし一緒に供覧いただくことも可能です。
POINT③ 日帰りポリープ切除術 大腸ポリープの日帰り手術も行っております。大腸内視鏡検査の際にポリープが見つかった場合、切除可能かをその場で判断し、可能であれば検査当日にポリープ切除を行います。 ※ポリープが大きい場合やがんなどの病気が疑われる場合は、当院が提携している地域の基幹病院をご紹介します。
POINT④ 炭酸ガス送気システムを使用 検査時にヒダのある腸のすみずみまで観察するためには、空気を送り込んでヒダを伸ばす必要があります。当院では、お腹にたまって苦しい空気ではなく、吸収の早い炭酸ガスを送る内視鏡用炭酸ガス送気装置を導入しています。炭酸ガスは空気に比べて約200倍吸収が早いため、お腹の張りがすばやく解消し、不快感を軽減します。また、検査後、おならとして出ていく量も激減します。

大腸カメラ検査で分かる病気

  • 大腸がん
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 急性腸炎(感染性腸炎)
  • 食中毒
  • 腸管出血性大腸菌感染症(O-157など)
  • 大腸憩室
  • 憩室出血
  • 憩室炎
  • 虚血性腸炎
  • 腸閉塞
など
大腸カメラ検査では大腸カメラを肛門から挿入し、腸の内部をカメラで直接見ていくためレントゲンやバリウム検査で症状を確認するより原因がはっきりと分かります。上記疾患の診断にも大きく影響があります。

大腸カメラ検査の流れ

  • 予約・来院
    大腸内視鏡検査では、事前に下剤を服用していただく必要があります。そのため、1度来院していただいて診察を行い、下剤の飲み方を含む検査の説明の後、検査日を決定いたします。
  • 検査前準備
    検査前日の食事は、パンフレットに記載されています消化の良い食事を摂取してください。
    前日の夜と当日朝、ご自宅で下剤を服用します。
    当日朝は食事を抜きますが、お水やお茶は飲んで頂いて大丈夫です。
  • 検査
    大腸内視鏡の検査時間は20分程度です。ただし、腸の癒着が強い方、即日ポリープ切除手術となった場合にはもう少し時間がかかります。
  • 検査終了
    ベッドで少しお休みいただき、検査結果をご説明します。
    これで検査は終了です。
    食事は検査1時間後から食べることが可能になります。
    ※即日ポリープ切除手術を受けた場合は、2~3日は暴飲暴食・アルコールの摂取・激しい運動をお控えください。

当院の大腸カメラ検査の費用

当院では、大腸内視鏡検査や日帰り手術(大腸ポリープ切除)を保険診療で行っております。

 1割負担3割負担
大腸内視鏡(観察のみ)\2,500前後\7,000前後
大腸内視鏡+病理組織検査\3,500前後\10,000前後
大腸内視鏡+ポリープ切除
(1ヶ所)
\8,000前後\20,000前後

使用する薬剤の種類や点滴の有無によって、金額が前後することがあります。
内視鏡検査前の診察料金や事前の血液検査料金は含まれておりませんので、あらかじめご了承ください。

内視鏡専門医からのメッセージ

大腸がんは、いまや日本人が罹るがんの種類の中で第1位の疾患です。 ですが、大腸内視鏡を受けていただくことで、早期発見が可能となります。 大腸がんは早期発見できれば、内視鏡治癒も可能な疾患です。 下剤処置など準備が大変なこともありますが、リスクのある方は定期的に検査を受けられることをお勧めします。  里村クリニックは、一人でも大腸がんで手遅れになる方が減ることを目指しています。

痛みの少ない大腸カメラ検査

当院では現在鎮静剤を使用した、いわゆる「無痛大腸内視鏡検査(無痛大腸カメラ検査)」を準備しております。
鎮静剤をしようすることによる体への影響が少なからずありますので、局所麻酔のみでの施行を基本といたしますが、
・過去の検査で痛みが強かったことがある
・症状があり大腸カメラ検査が必要だが、怖くて大腸カメラ検査が受けられない
といった方には対応を準備しております。
準備ができましたら、公式LINEにて通知いたしますので、里村クリニック公式LINEにご登録の上お待ちいただければ幸いです。

液体の下剤が飲めない方へ

大腸カメラ検査を行うにあたって、もう一つのネックが「下剤の服用」です。
当院では、標準的な検査薬として、モビプレップという液体の下剤を服用していただいております。検査の数時間前から2リットルを服用いただいております。
しかしながら「どうしても味が嫌いで飲めない」という方もいらっしゃいます。
当院では錠剤の下剤も選択することができます。映像の鮮明さは劣るものの、そもそも液体の下剤が飲めずに検査ができないよりは、検査ができたほうが良いはずです。
錠剤を、当分の含まれていない、水やお茶や炭酸水などで飲むことができるため、気を紛らわしながら飲めるというお薬です。こちらも水2Lを飲みながら、錠剤を50錠服用いただきますので、楽なわけではありません。
「前回検査したとき、どうしても液体の下剤が飲めなかった」という方にお勧めしています。

女性のための大腸カメラ・女医による女性のための大腸カメラ

里村クリニックには女性医師が在籍しております。
女性の方等、院長先生にお尻を見られるのは恥ずかしいという方は、ぜひご相談ください。
下記ページもご参考になさってください。

女性の大腸カメラについては<こちら:女性のための大腸カメラ・女医による女性のための大腸カメラ

女性医師の紹介については<こちら:女性医師在籍・医師のご紹介

当院の大腸カメラ検査実施数

期間

2021年1月~12月

2022年1月~12月

2023年1月~4月

大腸カメラ検査施行数

41件

225件

169件

内 ポリープ・大腸がんの見つかった人数

7名

50名

31名

大腸カメラ検査のご予約はこちら

当院では24時間web予約を受け付けており、待ち時間が少ないストレスフリーな診療体制を提供いたします。
また、「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

ご予約・お問合せはお気軽に

「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

pageTop