HPV子宮頸がんワクチン サーバリックス・ガーダシル・シルガード9

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について

さいたま市では定期予防接種が無料になりました

平成25年より積極的な接種推奨を差し控えてきたHPVワクチンですが、令和3年11月より個別推奨が再開されることとなりました。
令和6年度については、接種日時点でさいたま市に住民登録がある小学校6年から高校1年相当の女子に関して、無料でワクチン接種を受けることができます。
(令和6年度対象者:平成20年4月2日生~平成25年4月1日生)

詳しくはさいたま市ホームページ(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン定期予防接種のお知らせ)をご確認ください。
また、積極的接種推奨差し控え期間により接種機会を逃した方(平成9年4月2日生まれから平成18年4月1日生まれまでの女子)に対し、キャッチアップ接種も設定されていますので併せてご確認ください。

また、2023年度より、シルガード9(9価)ワクチンが定期接種対応となりました。

定期接種・キャッチアップ接種は 無料(費用は公費で賄われます)

自由診療(対象年齢外)は 有償となります。

ワクチンの種類 サーバリックス、ガーダシル、シルガード9の違い

2022年現在、日本国内で接種可能なHPVワクチンは3種類あります。「サーバリックス」「ガーダシル」「シルガード9」それぞれの違いをまとめましたのでご覧ください。 HPVは100種類以上のウィルスがあり、主に子宮頸がん発生に関連するHPVは13種類(16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68)であるとされハイリスク型と呼ばれています。 このほかに良性病変である疣やコンジローマの原因となる2種類の型(6、11)の感染が問題となっております。 3種類のワクチンによって、効果のあるウィルスの種類に差があります。

サーバリックス 定期予防接種【対象】

【薬品名】組換え沈降2価 ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン
【製造会社】グラクソ・スミスクライン株式会社
【予防できるHPV】16・18高リスク型がん関連
【国内販売】2009年12月

ガーダシル 定期予防接種【対象】

【薬品名】組換え沈降価 ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン
【製造会社】MSD
【予防できるHPV】16・18高リスク型がん関連 6・11低リスク型
【国内販売】2011年8月

シルガード9 定期予防接種【2023年度より対象】

【薬品名】組換え沈降価 ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン
【製造会社】MSD
【予防できるHPV】16・18・31・33・45・52・58高リスク型がん関連 6・11低リスク型
【国内販売】2021年2月

子宮頸がんってなに?

子宮頸がん

子宮頸部(内子宮口、子宮頸管、子宮膣部、外子宮口)にできるがんを子宮頸がんといいます。また、子宮体部にできるがんを子宮体がんといいます。 子宮頸がんは子宮がんのうち約7割程度を占め、発症のピークは30歳代後半となっています。

子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染します。HPVは男性にも女性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は、一生に一度は感染機会があるといわれています。しかしHPVに感染しても、90%の人においては免疫の力でウイルスが自然に排除されますが、10%の人ではHPV感染が長期間持続します。このうち自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。

子宮頸がんのリスク

毎年1万人以上が新たに子宮頸がんと診断され、女性の73名に1人が罹患するといわれています。また2020年には、2887名の尊い命が子宮頸がんにより亡くなっています。

子宮頸がんにかかる人の割合
子宮頸がんで亡くなる方の数

2018年統計では10,978例が子宮頸がんと診断されています。また2020年では、2887名の方が子宮頸がんによりなくなっています。

子宮頸がんは、早期に発見できれば、命や子宮を守ることのできる病気ですが、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率が高いため、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳からは定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)を受け早期発見につなげることが非常に重要です。

HPVワクチン(ガーダシル)の有効性 オーストラリアの事例

2018年10月2日付けのランセット・パブリック・ヘルス誌に、オーストラリアでは今後10年で子宮頸がんがほとんどなくなるとの研究報告がありました。
<該当の記事:The projected timeframe until cervical cancer elimination in Australia: a modelling study>

平成25年から令和3年までの間、日本ではHPVワクチンを積極的に接種見合わせてきましたが、安全性に問題がないとされて、2021年に積極的な接種が再開されました。
オーストラリアでは2007年以降HPVワクチンの積極的な接種が行われてきました。10代の女子は学校で無償接種を受けることができ、19歳~26歳の女性もクリニックで無償で接種することができます。
また、2013年からは学生期の男子にも拡大した。こうした取り組みにより、HPVが77%減少し、オーストラリアでの子宮頸がんと診断される割合は、10万人に7例まで下がりました。
また、米国食品医療品局(FDA)では、HPVワクチンの接種対象者を27歳から45歳までの男女に拡大しています。
一口にHPVといっても、150種ほどあり、その13種類に発がん性があることがわかっています。まだ子宮頸がんだけではなく、膣がん、外陰がん、肛門がん、中咽頭がんの原因にもなります。男女にかかわらず、未感染のHPVに対して有効な防衛策となります。

子宮頸がん発症率
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種率
詳しくはこちらをご覧ください。
MSD製薬  https://www.msd.co.jp/

子宮頸がんの進行時の症状について

子宮頸がんは初期症状が見られない癌です。したがって放っておいて症状が出た時に病院にいくともう手遅れという可能性がある病気です。子宮頸がん進行時に見られる症状としては下記のようなものがあります。
  • 性交渉の時に出血する
  • 生理に関係のない出血がある
  • いつもと違うおりものが増えた
  • 月経血の量が増えた
このような症状がある方は、すぐに産婦人科の受診を推奨します。

里村クリニックの対応について

当院としましては、子宮頸がんの治療は行っておりません。また、子宮頸がんと診断されてからワクチンを接種しても効果がありません。
海外の事例ではありますが、積極接種を行い10数年で実績のでているHPVワクチンは、当院のモットーである「予防は治療に勝る」にまさしく一致するワクチンだと確信しています。また、無料の定期接種対象外の方も積極的に対応してまいります。定期接種外については自由診療となりますので、下記の費用が必要となります。
なお、サーバリックス、ガーダシル、シルガード共に、初回接種から2か月後に2回目接種、6か月後に3回目接種が目安となります。また、1回目はサーバリックスで2回目はシルガードなど異なる接種はできません。

 サーバリックスガーダシルシルガード9
費用13,000円14,000円28,000円
3回接種総額39,000円42,000円84,000円

日本から子宮頸がんで苦しむ女性を一人でも減らすために子宮頸がんワクチンの接種に力を入れていきます。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談・ご連絡ください。

接種をご希望の方は、直接WEB予約サイトからの申し込み、電話、窓口でも対応いたしておりますので、ご連絡をお待ちしています。

シルガード9を接種される方へ

シルガード9は2020年7月に国内で承認された新しいワクチンであり、安全性のために全例登録されることが、厚生労働省から求められています。当院としましては、海外先進国の情勢を鑑みて、2021年より自由診療の範囲で接種を行ってきました。
さいたま市では2023年度より定期接種やキャッチアップ接種の対象となりました。
接種ご希望の方は、お電話にてご予約をお願いします。
WEB予約からの申し込みの場合、1週間後以降のご予約をお願いします。

ご予約・お問合せはお気軽に

「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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