現在禁煙外来は休止しております。
ニコチン依存に対し有効とされていたお薬が、2021年7月より出荷停止となっているためです。
再開の予定が立ちましたら、ブログやLineにてお知らせさせていただきます。
なにとぞよろしくお願いいたします。
たばこの煙には、4,000種類の化学物質が含まれています。その中には、何と200種類以上の有害物質が含まれ、発がん性物質は50種類以上にのぼります!有害物質のなかでも、よく知られているのは、ニコチン、タール、一酸化炭素です。そのほかにも、ペンキ除去剤に使われるアセトンや、アリの駆除剤に含まれているヒ素、車のバッテリーに使われているカドミウムなど、体に大変有害な物質がタバコの煙に含まれています。
たばこを吸うと、ニコチンが肺から数秒で脳に達し、脳内のニコチン受容体に結合します。すると、快感を生じさせる物質(ドーパミン)が放出され、「気持ちよい」と感じます。しかし、時間が経つと、体内のニコチンが減ってきて「イライラ」などの禁断症状が出てきます。それを避けるために、またニコチンを求めてたばこを吸ってしまうのです。そして、常にニコチンを欲しがり、ニコチンなしではいられなくなります。
タバコを1日1箱吸う場合、8~12週間分のタバコ代よりも禁煙治療代の方が安くなります。(健康保険等の自己負担が3割の方は、約3ヶ月の治療スケジュールで、13,000円~20,000円程度です。使用する薬によって少し変わります。)
ぜひこの機会に禁煙への第一歩を踏み出しましょう。
保険適応で禁煙治療を行うためには、以下の条件を全て満たしている必要があります。
健康保険等の自己負担が3割の方は、約3ヶ月の治療スケジュールで、13,000円~20,000円程度です(使用する薬によって少し変わります)。 タバコを1日1箱吸う場合、8~12週間分のタバコ代よりも禁煙治療代の方が安くなります。
・チャンピックスは新しい作用機序に基づく、日本で初めてのニコチンを含まない経口禁煙補助薬です。・タバコで満足感が得られる理由は、タバコに含まれるニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合し、神経細胞の端末よりドパミンが放出され、満足感などの快感が生じます。
・チャンピックスは以下の2つの作用により禁煙補助効果を発揮します。
① チャンピックスは、ニコチン受容体に結合してニコチンの作用で放出されるよりも少量のドパミンを放出させ、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感を軽減します(作動薬としての作用)。② チャンピックスはニコチンが受容体に結合するのを阻害し、喫煙により得られる満足感を抑制します(拮抗薬としての作用)。これによりタバコを吸ってもおいしいと感じなくなります。
禁煙の開始日の1週間前からチャンピックスを少量から服用開始します。8日目に禁煙を開始し、1mg錠を1日2回朝夕食後で服用します。
ご参考 * 外部サイト
・禁煙サイト「すぐ禁煙.Jp」・たばこについて考えてみよう
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