胃がん検診(さいたま市がん検診)・健康診断

当院はさいたま市胃がん検診の登録医療機関です

さいたま市胃がん検診について

検診と健診の違いは何?

健康診断について

皆様、「検診」と「健診」は同じ意味だと思ってませんか?厳密には違います。 「検診」はある特定の疾患にかかっているかどうかを調べる診察や検査のことを指し、一方で、「健診」は体の状態が健康かどうかを調べる検査を指します。検診の代表的なものには「がん検診」があります。がん検診はさらに「対策型検診」と「任意型検診」の2つに分けられます。 対策型検診はがんによる死亡率減少を目指した公共的な施策のひとつで、主に市区町村で実施している住民健診がそれにあたります。公的な予防策として行われるため、無料もしくは少額の自己負担で受けることができます。 一方、任意型検診は、対策型検診以外の検診が該当し、主に個人の自己負担で受ける人間ドック等がそれにあたります。 こちらのページでは、さいたま市が行う対策型検診について皆様にお伝えします。

胃がん検診とは?

現在、日本で行われている対策型検診では、「胃がん検診」「大腸がん検診」「子宮頸がん検診」「乳がん検診」「肺がん検診」の五種類があります。さいたま市では、40歳から胃がん検診を受けることができ、年齢に応じて受けることのできる検査内容が異なります。ぜひ最後までお読みください。

胃がん検診を受けましょう

がん予防には、癌にならないように生活習慣などを改善する「一次予防」、がんを早期発見・早期治療し、癌で亡くなる人を減らすための「二次予防」、癌が進行した後に再発や重症化を防ぐ「三次予防」があります。がん検診は二次予防にあたります。

国立がん研究センターが公表している胃がんの5年生存率では、早期のステージⅠで治療を開始出来たら「95%程度」と高率になっていますが、少し発見が遅れてステージⅡになると「70%程度」と生存率が大きく低下しております。胃がんは、できる限り早期に発見し、早期に治療を行うことが大切です。

さいたま市で受けられる胃がん検診の種類

さいたま市では、40歳以上の方を対象に、毎年「バリウム検査」または「胃カメラ(上部内視鏡)検査」の、どちらか1回を受診することが可能です。勤務先の健康保険組合などで定期健康診断を行う場合であっても、胃がん検診だけは、当院で「胃カメラ」を行うなどの対応も可能です。当院では「バリウム検査」を行っておりませんので、基本的にすべての方に「経鼻胃カメラ検査」を行っております。

年齢区分 費用
40~74歳 1,000円
75歳~ 無料

胃がん検診(胃カメラ検診)の特徴

当院のモットーの一つである「予防は治療に勝る」 を確立するためにも、毎年胃カメラ検査を受けていただきたいと思っています。
胃がんになる方は40年前から徐々に減ってきていますし、胃がんが原因で亡くなる方はどんどん減っています。これは、集団検診によるバリウム検査(胃部エックス線検査)の功績と考えられます。しかしながら、バリウム検査は「病変がある方」しか検査にひっかかりません。つまり、ひっかかった時点で、胃の一部を切除または全部摘出になる可能性が非常に高いのです。
それに比べ、胃カメラ検査は、目で見ることができますので、逆流性食道炎や、バリウムでは見えない小さな病変や、胃がんの主原因と考えられるピロリ菌による胃粘膜の変化なども確認することができます。

STAGE1で発見された胃がんは、10年生存率が95%を超えます。1年に1回、たった15分だけ我慢していただければ、必ず治る病気なのです。

コロナ禍ということもあり、健診を見送っていた方や、病院が嫌いで検診を受けていない方、またご家族や知り合いの方にも声をかけて頂き、胃がんの早期発見・早期治療ができれば、悲しい思いをされる方が一人でも減らせると思います。

ここでは胃カメラ検診について解説していきます。

①鼻からの胃カメラ検査も対応可能

ご希望に応じて、鼻からスコープを挿入し検査を行うことも可能です。口からスコープを挿入する時と比較して、オエッという咽頭反射が起こりにくいです。経鼻検査を希望される方はぜひお声掛けください。

②ピロリ菌検査は可

胃がん検診と同日にピロリ菌検査を行うこともさいたま市ではできますが、ピロリ菌検査の費用は保険診療となります。予めご了承ください。

③生検した場合は保険診療に

病変や異常の有無を調べるために、胃カメラ検査中に胃表面の組織を採取する必要があると医師が判断した場合は「生検(組織を採取)」をすることがあります。その際の生検費用に関しては、保険診療で対応するルールになっています。予めご了承ください。

費用の目安 1割負担 2割負担 3割負担
胃カメラ検査生検代 1,500円程度 2,500円程度 4,000円程度

継続的な検査を受け続けることで胃がんによる死亡リスクを最小限に抑えることができます。ぜひ適切な間隔での検査実施をお勧めします。

胃がん検診(胃カメラ検診)の流れ

  • ①がん検診の案内を確認

    市区町村から郵送される案内資料やホームページ【さいたま市:がん検診等のご案内】をご確認ください。

    がん検診のご案内
  • ②必要情報を確認

    ご自身の検診期間をまずはご確認下さい。検診を受けることができる期間は決まっています。受診券の裏面に記載されていますので、ご確認をお願いします。同封されている医療機関一覧を参照し、各医療機関での予約の必要性の有無、予約方法を確認し、案内に従って予約を行っていただきます。

    がん検診のご案内
  • ③診療・検査

    予約日に該当の医療機関にて検査を受けます。 胃がん検診は、年度によって実施時期や実施できる医療機関が異なる場合もございます。常に最新情報をチェックするようにしましょう。 詳しくはさいたま市の胃がん検診情報のページをご確認ください。
    【さいたま市:がん検診等のご案内】

    がん検診のご案内

企業健診

  • 問診、打診
  • 身長、体重、BMI
  • 腹囲
  • 聴力
  • 視力、色覚
  • 血圧
  • 心電図
  • 胸部X線
  • 採血(糖代謝、肝機能、脂質、貧血)
  • 尿検査(蛋白、糖、潜血)

市特定健診

  • 問診、打診
  • 身長、体重、BMI
  • 腹囲
  • 血圧
  • 採血(糖代謝、肝機能、脂質)
  • 尿検査(蛋白、糖、潜血)

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胃がん検診(胃カメラ検診)をご希望の際は電話またはWEB予約にて受け付けております。

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常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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