そもそもいびきって、だめなの?あるとなにがいけないの?うるさいだけでしょ?と聞かれることがよくあります。
いびきとは、睡眠時になんらかの理由で気道が狭くなるまたは閉塞することで、音がでることを指します。
つまり、正常に酸素を供給できない状況に陥っているのです。
酸素が正常に取り込めてない時に体がどのように反応するかというと、少ない酸素を体中に巡らせるために、心拍や血圧をあげます。それが要因となってさまざまな病気を悪化させると考えられています。
睡眠時無呼吸症候群のある人は、8年後生存率は70%といったショッキングな研究結果もあります。
睡眠中に呼吸が止まって亡くなるのではなく、さまざまな疾患の原因になると考えられています。
実体験してみるのであれば、とても細いストローで呼吸し、日常生活を送ってみていただくなどが良いかもしれません。
また、「軽度」といわれる状況であっても、1時間の間に10回呼吸が止まったりしていることになります。日常生活中に1時間に10回1分間の息止めを行ってみてください。これが軽度です。
同様に、1時間に20回が中等度、1時間に30回が重度となります。
結果として、睡眠できないことで疲れが取れない、日中のパフォーマンスが低下し、常に眠気があったり、交通事故を起こしやすかったりといったデータもでています。
「たかがいびき」と思わずに、音がでているだけで体に不調はないのか、それとも不調があるのか、お調べいただくことをおすすめします。