腹痛

腹痛

腹痛にもいろいろあります。痛い場所はみぞおち、おへそ周り、下腹部、右・左?

腹痛はストレスなど生理的な変化が原因となることも多く、そのようなものは一時的な症状で自然に軽快します。症状がそれほど強くなければ自分で様子を見て問題がないことも多いでしょう。

ただしお腹には多くの臓器があり、思ってもみないような怖い病気が隠れている可能性もあります。腹痛の原因となる怖い病気には、消化管出血を起こす病気、胃がんや大腸がんなどの悪性疾患、緊急性の高い炎症などがあります。

これらの病気はまれなものではなく、例えば消化管出血の原因となる胃潰瘍は国内に約30万人1)、悪性疾患である胃がんは約13万人2)、大腸がんは約15万人2)の患者さんがいます。決して他人事ではないのです。

腹痛

腹痛の多くは一時的なもの。ただし一定の確率で怖い病気が。

腹痛はストレスなど生理的な変化が原因となることも多く、そのようなものは一時的な症状で自然に軽快します。症状がそれほど強くなければ自分で様子を見て問題がないことも多いでしょう。

ただしお腹には多くの臓器があり、思ってもみないような怖い病気が隠れている可能性もあります。腹痛の原因となる怖い病気には、消化管出血を起こす病気、胃がんや大腸がんなどの悪性疾患、緊急性の高い炎症などがあります。

これらの病気はまれなものではなく、例えば消化管出血の原因となる胃潰瘍は国内に約30万人1)、悪性疾患である胃がんは約13万人2)、大腸がんは約15万人2)の患者さんがいます。決して他人事ではないのです。

早めに受診するかどうかが運命を分けることも

腹痛の程度や状態により、急いで救急病院を受診した方がいい場合、早めにクリニックなど医療機関を受診した方がいい場合、少し様子をみても良いと考えられる場合があります。急いで救急病院を受診しましょう。
次のような症状がある場合は、緊急手術を含めて救急対応が必要となる可能性があります。一つでもあてはまる場合は、救急病院の受診を検討してください。

  • 腹痛の波がなく持続する痛み
  • 歩くなどの振動がお腹にひびく
  • 便が黒い、赤い、血を吐く
  • お腹がパンパンに硬くなっている
  • 胸や背中まで痛い
  • ある時点で急に強い腹痛を発症した(特に中高年以上

上のような症状がある方は早めにクリニックや病院を受診しましょう

次のような症状がある場合、お腹に怖い病気を抱えている可能性があります。できるだけ早めにお近くのクリニックや病院を受診することを検討してください。

  • 数日以上など、慢性的に続く腹痛
  • 下痢や便秘、発熱などが続く
  • 短期間で体重が減少した

次のような症状でしたら、少し様子を見ても良いでしょう。

  • 程度が軽く、一時的なもので繰り返さずに治った痛み
  • 食べ過ぎなど原因が明らかで、安静にすると回復する痛み
症状が軽く一時的なものである場合は、少し様子をみても良いでしょう。ただし腹痛は刻一刻と症状が変化する場合も多いため、油断せずに経過を見るようにしてください。
OKする看護師

腹痛を起こす怖い病気の例

腹痛の原因となる疾患は非常に多彩であり全てを列挙することはできないのですが、ここでは怖い病気として消化管出血、悪性疾患、そのほかについて紹介します。

消化管出血

消化管の粘膜を障害し、腹痛を起こすのが消化管出血です。胃や十二指腸、大腸など消化管からの出血は、血液が体内にとどまるため見た目では分からずに出血が多量となることがあります。特に胃や十二指腸は粘膜の血流が豊富であり、胃酸の影響で出血が止まりづらく、命に関わるほどの出血となることもあります。

消化管出血の原因となるのは胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんや大腸憩室などがあります。早めに受診すれば病変が進行する前に診断、処置を行うことで手術を回避できるなど、その後の経過を改善できる可能性があります。

悪性疾患

胃がんや大腸がんは初期では症状に乏しいものの、進行すると神経を刺激したり、食べ物や便の通過障害を起こしたりすることで腹痛の原因となります。胃がんや大腸がんは早期であれば内視鏡のみで治療を完遂することも可能です。一方転移があるなど進行したがんは完治するのは難しく、化学療法や放射線治療を行っても残念ながら若くして命を落とすケースもあります。早めの受診、早期診断が決め手になります。

そのほか緊急性の高い疾患

緊急性の高い疾患としては、虫垂炎や虚血性腸炎、急性胆管炎や子宮外妊娠などがあります。いずれも進行すると重篤な状態となる可能性をもった疾患であり、早期に専門的な対応が必要です。

里村クリニックの腹痛診療、内視鏡

当院では腹痛に関する豊富な診療経験を持つ消化器専門の医師が中心となり診療を行っています。症状や経過から必要な検査を判断し、実行します。

当院で積極的に行っているのが内視鏡検査です。食道、胃、十二指腸などの症状が疑われれば胃内視鏡を、大腸の症状が疑われる場合には大腸内視鏡を実施します。内視鏡では消化管粘膜の状態を直接観察できるとともに、止血や組織検査など処置を同時に行うことができるという利点があります。腹痛の診断には必須の検査といえます。

内視鏡検査といえば、痛い・苦しいものというイメージがあるかもしれません。もちろん全く苦しくない、とは言えませんが内視鏡検査の方法や技術は年々改良され、楽に検査を受けることができるようになってきています。内視鏡検査の苦しさや精度は、医師の経験や技量により大きく左右されます。当院では、5000件以上の実績を持つ内視鏡専門医が検査を担当します。

腹痛でお困りの方は、ぜひご相談ください。

当院では24時間web予約を受け付けております。

1) 消化性潰瘍診療ガイドライン2020(改定第3版)
2) 国立がん研究センター がん統計

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「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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