【栄養指導】里村クリニックの栄養指導をご紹介します

管理栄養士とは?

皆様は「管理栄養士」や「栄養指導」と言った言葉を聞いたことはありますか?
「管理栄養士」とは、「医師」や「看護師」などと同じように、厚生労働大臣から免許を受ける国家資格を持つ専門職です。
栄養に関する知識と技術を用いて、「食」を中心に、指導・管理をおこなう専門職です。

当院としては、高血圧や糖尿病などの成人病をお持ちの方、また食事に関して困っている患者様のフォローができればとの想いから、2023年2月よりクリニック内に「管理栄養士」を配置いたしました。
一般的には、入院施設や給食施設か、献立を作るところに配置されることが多い管理栄養士ですが、病気や体調不良に対し「食」から改善をしようとするプロフェッショナルです。薬食同源・医食同源とも申しますし、当院において行われる、まさに「医」と「食」のコラボレーションです。

30年以上の里村クリニックの歴史で、初めての試みになります。

管理栄養士のご紹介

管理栄養士 垂水亮介(たるみ りょうすけ)

管理栄養士

5年10年後も皆様が健康で元気に過ごしていただけるようなサポートをさせていただきます。

管理栄養士の垂水(たるみ)と申します。
里村クリニック初の管理栄養士として、勤務しております。
趣味は、料理、食べ歩き、旅行など。おいしくものを食べることが楽しみです。
皆様の健康維持・増進をはじめ、楽しくおいしく食べることを目指し、効果的な食事やライフスタイルの指導を、主治医の里村先生と共に行ってまいります。
お気になることがございましたら、気軽にご相談ください。

「指導」を聞くと、強く言われたり怒られたりするのではないか?とご心配になられる方もいらっしゃると思います。食生活は継続していかなければ効果がでないと言われており、当クリニックでは、いかに無理なく長期にわたり継続していくかを重要と考えています。
日常の食事の中で、ひとつだけを置き換えてみたり、摂取しにくい栄養素を補ってあげたり、スモールステップで進めていきますので、どうぞご安心ください。

院長との対談

院長:里クリ初の管理栄養士ですね!管理栄養士を志したきっかけを教えてください。

垂水:幼少期に入院したことがあって、その時に卵アレルギーがある僕の病室に管理栄養士さんが来てくれて、いろいろ聞き取りをしてくれたのを覚えています。すると、卵を使用していない卵料理風のものを食べることができ感激し、そこからのあこがれの職業となりました。
明確に「管理栄養士」を意識したのは大学選択の時。管理栄養士を目指し、また身心相関の考えを元に栄養学と心理学を専攻しました。

院長:管理栄養士は業務の幅が広いけど、どんな管理栄養士を目指したのですか?

垂水:最初は卵アレルギーがきっかけでしたので、アレルギーのある方向けの代替食品の開発に興味を持っていました。しかし、国家資格の勉強や臨床実習などを通し、大学3年時には「臨床栄養や生活習慣病を含めた疾患のある方の栄養状態の改善に携わりたい」という考えのほうが強くなり、臨床の分野に進んでいく事を決意しました。

院長:当院に来る前はどんな仕事をしていましたか?

垂水:2012年に卒業し管理栄養士の資格を取得しました。関わる皆さんを「より笑顔に・より健康に」という想いから、高齢者施設での献立作成・調理の業務に就きました。その後より専門的な医療分野に進み、医療機関での栄養指導・医療講演などを行ってきました。また、都道府県の健康診断などの行政サービスで行われる特定保健指導にも積極的に取り組んできました。

院長:調理から、高齢者、傷病者、未病、予防の分野など、幅広い実務を行ってきたんですね!当院ではどんなことがしたいですか?

垂水:今回「管理栄養士」兼「シュライバー」として里村クリニックに入職しました。今回初めて「シュライバー」という職に就いたのですが、募集要項を見た時からとても興味を持ちました。「シュライバー」は書記を意味し、主に医療分野で医師のカルテ作成の補助を行う業務です。私たち管理栄養士は、栄養のことだけでなく、薬剤や、疾患についても専門的に学びますが、多くの管理栄養士が給食施設や、調理場、企業内など、直接患者様と接しない場所ので勤務を行っています。

院長:そうですね。病院に勤務していたときも、管理栄養士さんはいたはずですが、病棟ではあまり会う機会はありませんでした。

垂水:患者様に一番近い位置で医師との会話を聞くことができるのはとても新鮮で、これまで1万件以上の栄養相談を行ってきましたが、これまでよりもレベルの高い栄養相談が行えるようになるのではないかと思いました。
里村クリニックは開業以来30年以上、ここさいたま市南区・緑区・川口市にまたがる、東浦和エリアにて、地域に根差した医療を提供しているとお聞きしています。急性疾患のプライマリーケア、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の管理、さいたま市など自治体検診、消化器疾患や糖尿病のみならず、近隣の病院や特別養護老人ホームなどの施設での訪問介護・在宅医療も行っているなど、地域医療に特化していると感じています。

院長:意気込みをどうぞ!
垂水:地域医療に根差した里村クリニックで、私も地域医療に貢献し、一人でも多くの方に「より笑顔に・より健康に」なっていただけるよう尽力していきます。

栄養指導をおすすめしたい方

当院の栄養指導・栄養相談は、生活習慣病や消化器疾病のある患者様に対して、医師の指示に基づき行います。
栄養指導は、特に年齢には関係なく、下記に思い当る方につきましては積極的に行っていただきたいと思います。
所要時間は初回は30分くらい。お時間の都合のつきやすい日にいらっしゃってください。
費用は保険診療3割負担の方で1000円未満くらいのご負担で受けることができます。
具体的には下記の方におすすめしています。

■食事に困っていることがあるが、栄養相談を受けたことがない方
■1年以上薬を飲んでいるが、栄養相談を受けたことがない方
■テレビや雑誌の食事改善を試してみたけどうまくいかなかった方
■血圧が高い方 高血圧症
■糖尿病の方 HbA1cが高い方 血糖値が高い方
■高コレステロール血症や、脂質異常症の方、中性脂肪やLDLコレステロールが高い方
■肝臓の機能が低下している方
■胃がん等の疾病により胃切除をされた方
■そのほかにも、肥満、貧血、骨粗しょう症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、クローン病、潰瘍性大腸炎、腎臓病

など。また、

■歯の治療中で食事がうまく取れない方
■加齢による租借機能の低下
■食べるむせるなど食事がうまく取れない方

などもお気軽にご相談ください。

栄養指導でできること

  • 1 病状の改善
    月1回を目安に、継続的に栄養指導を受けていただくことで、血液検査結果の数値改善が見込まれます。特に、高血圧や糖尿病については、食事での改善も期待でき、楽しく食事をとることで健康寿命の延長につながります。
  • 2 一人ひとりにあった計画を
    さまざまな症状や病気があり、一概に「これを食べれば大丈夫、これを食べなければ大丈夫」ということはありません。TVなどで紹介していたものを食べるのも良いですが、医療における食を専門分野とする管理栄養士が、あなたのために、あなただけの計画を立てます。
  • 3 管理栄養士意外が気付きにくい点
    医師は患者様の症状を聞いて診断を行います。しかしながら、患者様は「普通のこと」と思っていることが原因で、問題が発生している場合もあります。管理栄養士の栄養指導は、毎日のことを事細かにお聞きすることで、「普段やっている止めたほうがいいこと」にも気づくことができます。
  • 4 リバウンドしにくいダイエット
    お聞きした食習慣や食事内容をもとに、「食習慣そのもの」を改善することを目標とします。毎日の当たり前になることを目指すため、リバウンドリスクの低い一定の体重減少が期待できます。
  • 5 正しいサポート食品の使い方を
    例えば、血糖値の上がらないジャムや、減塩調味料、導入しやすい補助食品や、その正しい使い方などをお伝えできます。血液検査の値や、お持ちの病状、気分などに合わせてお勧めさせていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
初回は通常診察のご予約にて医師の診察を行います。また、管理栄養士との栄養相談がご希望の場合には、WEB予約から「栄養指導の予約」をお願いいたします。

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「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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