スギ花粉症・ダニアレルギー|減感作療法(舌下免疫療法)について

2023.6.15
舌下免疫療法のシダキュア「スギ花粉用」の流通が不安定になっております。
従来からご来院いただいております患者様にはこれまで通り処方を行いますが、新規導入の患者様に関しましてはお受入れが難しくなっています。
シダキュア「スギ花粉用」をご希望でご来院の際には、お電話にて在庫状況をご確認の上ご来院ください。当院となりの「ひばり薬局東浦和店」へ在庫状況いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
詳しくは こちら:https://satomura-clinic.com/blog/3254

■このような症状でお悩みの方は医療機関を受診しましょう
・くしゃみが連続して起こる
・くしゃみの回数が多い
・無色で粘り気のないサラサラした鼻水が出る
・鼻づまりがある
・朝方に症状が強い
・目のかゆみがある
・花粉症である
上記の症状に当てはまる方はアレルギー性鼻炎の可能性があります。「慢性的な鼻炎だから仕方がない」「花粉症だから仕方ない」と諦めていませんか?
アレルギー性鼻炎の原因は検査によって特定可能です。また、里村クリニックでは症状に合わせてすぐにお薬を処方いたします!
皆様の日常生活の質、向上のためにも検査を受けたうえで適切な治療をしましょう。

スギ花粉症・ダニアレルギーにお困りの方

目がかゆい花粉症の女性
スギ花粉症

当院では、アレルギーの検査や、投薬、点鼻薬、点眼薬などの処方も行っております。
症状としては、水のようなさらさらした鼻水、繰り返すくしゃみ、鼻づまり、頭痛、じんましんなどが代表的です。
対策や治療を行わないと悪化し重症化するリスクもあります。
上のような症状がありましたらまずは検査を行ってみませんか。

検査方法は?

当院で行う検査としては、保険診療で行われるMAST48mixと呼ばれる、血液検査による特異的IgEの検査が一般的です。
イネ科、雑草花粉、樹木花粉、真菌、動物表皮、寄生虫、昆虫、ダニ、室内塵、食餌性、職業性など、幅広い項目を一度の検査で行うことができます。
特異的IgEは、接種後2~3分で反応が起こる即時型のアレルギー検査です。花粉、ダニ、ハウスダスト、動物などの検査結果が特に信頼性が高い検査です。

ほかの検査としては、当院では行っておりませんが皮膚科で行われるパッチテストが有名です。
特定の化粧品歯科用金属(アルミニウム、コバルト、スズ、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、クロム、ニッケル、金、銀、銅、白金、亜鉛、鉄、水銀)など、接触してから数日後に反応が起こるアレルギーに関しての検査があります。
当院ではパッチテストは行っておりません。

アレルギーがあると診断されたら

原因(症状を起こす物質=アレルゲン)を特定し、これらを除去・回避することが重要です。
室内塵・ダニなどは、カーペットを使用しない、フローリングにして拭き掃除をまめに行う、寝具はダニ対策されたカバーやシーツを使用し洗濯乾燥をまめに行うなど。
花粉などは、花粉の多い時期の晴天で風の強い日などは外出を控えることや、マスク・メガネ・帽子などを着用すること。帰宅時に家に入る前に衣服を掃って、鼻うがいや洗顔を行う。換気口へフィルター付き換気扇を設置したり、空気清浄機を使用することもおすすめします。

減感作療法とは?

減感作療法は、アレルギー治療において唯一の根本的治療となりえる治療法です。体質改善を促しアレルギー反応を抑える方法です。
そもそもアレルギー反応とは、体内に入った抗原を、特異的IgE抗体がキャッチすることで起こります。その後ヒスタミン・ロイコトリエンなどが分泌され、鼻水やくしゃみが止まらないなどの症状がでます。

減感作療法を行うと特異的IgE抗体ではない別のIgE抗体が作られます。
これが抗原特異的IgE抗体の接触を阻害して、アレルギー反応が起こらない状態を作ります。

正常時マスト細胞
アレルゲンのない状態
異常時マスト細胞
アレルギー反応・花粉症の状態
防衛時マスト細胞
玄関療法後のイメージ

舌下免疫療法とは?

現在保険適応となっている減感作療法の薬剤は以下のものとなります。

【スギ花粉アレルギー用】・・・シダキュアスギ花粉舌下錠(鳥居薬品 https://www.torii.co.jp/

【ダニアレルギー用】・・・ミティキュアダニ舌下錠(鳥居薬品 https://www.torii.co.jp/

舌の下で錠剤を溶かし、その後そのまま飲み込みます。毎日繰り返すことで、身体をアレルギーの原因となる物質を少量ずつ取り込み、過敏に反応しないようにする治療法です。体質改善に近く、アレルギー反応に対して、唯一完治の可能性がある方法です。

毎月1回の来院と、毎日1錠、2~3年間飲み続ける必要があります。
それでも、以前の減感作療法は、外来にて皮下注射をしていましたので、、舌下免疫療法になり患者様のご負担は軽減されたかと思います。

また、この治療には、イネ科やキク科などそのほかの花粉症や食品などに対し、新規にアレルギー反応を起こす可能性を低くさせる効果があると言われています。

 

スギ花粉症・ダニアレルギーの可能性があるのでは?とお思いの方、検査は受けたが治療は行っていない方、下記ボタンよりご予約の上、ご来院ください。
他院でのアレルギー検査の結果などもございましたらご持参くださいますようお願いいたします。

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常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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