院長との対談
院長:里クリ初の管理栄養士ですね!管理栄養士を志したきっかけを教えてください。
垂水:幼少期に入院したことがあって、その時に卵アレルギーがある僕の病室に管理栄養士さんが来てくれて、いろいろ聞き取りをしてくれたのを覚えています。すると、卵を使用していない卵料理風のものを食べることができ感激し、そこからのあこがれの職業となりました。
明確に「管理栄養士」を意識したのは大学選択の時。管理栄養士を目指し、また身心相関の考えを元に栄養学と心理学を専攻しました。
院長:管理栄養士は業務の幅が広いけど、どんな管理栄養士を目指したのですか?
垂水:最初は卵アレルギーがきっかけでしたので、アレルギーのある方向けの代替食品の開発に興味を持っていました。しかし、国家資格の勉強や臨床実習などを通し、大学3年時には「臨床栄養や生活習慣病を含めた疾患のある方の栄養状態の改善に携わりたい」という考えのほうが強くなり、臨床の分野に進んでいく事を決意しました。
院長:当院に来る前はどんな仕事をしていましたか?
垂水:2012年に卒業し管理栄養士の資格を取得しました。関わる皆さんを「より笑顔に・より健康に」という想いから、高齢者施設での献立作成・調理の業務に就きました。その後より専門的な医療分野に進み、医療機関での栄養指導・医療講演などを行ってきました。また、都道府県の健康診断などの行政サービスで行われる特定保健指導にも積極的に取り組んできました。
院長:調理から、高齢者、傷病者、未病、予防の分野など、幅広い実務を行ってきたんですね!当院ではどんなことがしたいですか?
垂水:今回「管理栄養士」兼「シュライバー」として里村クリニックに入職しました。今回初めて「シュライバー」という職に就いたのですが、募集要項を見た時からとても興味を持ちました。「シュライバー」は書記を意味し、主に医療分野で医師のカルテ作成の補助を行う業務です。私たち管理栄養士は、栄養のことだけでなく、薬剤や、疾患についても専門的に学びますが、多くの管理栄養士が給食施設や、調理場、企業内など、直接患者様と接しない場所ので勤務を行っています。
院長:そうですね。病院に勤務していたときも、管理栄養士さんはいたはずですが、病棟ではあまり会う機会はありませんでした。
垂水:患者様に一番近い位置で医師との会話を聞くことができるのはとても新鮮で、これまで1万件以上の栄養相談を行ってきましたが、これまでよりもレベルの高い栄養相談が行えるようになるのではないかと思いました。
里村クリニックは開業以来30年以上、ここさいたま市南区・緑区・川口市にまたがる、東浦和エリアにて、地域に根差した医療を提供しているとお聞きしています。急性疾患のプライマリーケア、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の管理、さいたま市など自治体検診、消化器疾患や糖尿病のみならず、近隣の病院や特別養護老人ホームなどの施設での訪問介護・在宅医療も行っているなど、地域医療に特化していると感じています。
院長:意気込みをどうぞ!
垂水:地域医療に根差した里村クリニックで、私も地域医療に貢献し、一人でも多くの方に「より笑顔に・より健康に」なっていただけるよう尽力していきます。