大腸がんとは、大腸粘膜に発生する悪性腫瘍のことです。
大腸がんの約7割がS状結腸や直腸にできるとされ、良性のポリープ(体の表面が「いぼ」のように盛り上がった形状のもの)ががん化して発生するものと、大腸の粘膜細胞から直接発生するものがあります。
ほとんどの場合は前者の良性のポリープががん化して発生するものであるため、大腸ポリープの段階で切除し将来の大腸がん予防につなげることが重要です。
初期のがんを放置し進行すると粘膜の奥まで入り込みリンパ節を介して肝臓や肺などの他臓器に転移してしまいます。早期発見をするためにも大腸がんを身近な疾患として捉え、定期的に大腸の検査を行うことが大切です。