便潜血陽性

健康診断で便潜血陽性と診断されていませんか?

大きな病気が隠れている可能性があります。
一日も早く大腸カメラ検査をおすすめいたします。

便潜血陽性ってなに?

便潜血陽性とは、便に血液が混じっていたことを指します。

主に健康診断などでは「検便2日法」で検査され、1日目2日目のどちらか、もしくは両日に血液が混じっていると、「陽性」と診断されます。

便潜血陽性で疑われる病気

大腸がん

大腸ポリープ

過敏性腸症候群

潰瘍性大腸炎

クローン病

感染性腸炎

虚血性腸炎

大腸憩室出血

など、多くの口から肛門までの間の炎症により、便潜血陽性と判定されます。

健診を受けない方が86.3%、便潜血陽性と診断されても
その後の検査を行わない方が50%もいます

さいたま市のがん検診にて、令和4年度に大腸がん検診行った方が、107,000人でした。これは大腸がん検診対象者の13.7%です。
また、便潜血陽性と診断された方の50%の方が、その後の検査に進んでいないことがわかっています。

一般的に、検便2回法の便潜血陽性は5~10%、その後の大腸カメラによって大腸がんと診断されるのは0.1%程と言われています。
さいたま市の場合、78万人の大腸がん検診(検便)対象者がいて、その内、3万9千人が便潜血陽性となり、内390人が大腸がんと診断されることになります。その390人の大腸がんの方も7割がstage1で発見され、5年生存率は90%を超えるはずなのです。

ところが、13.7%しか健診を受診していませんから、390人中340名の大腸がんstage1の方が、見逃されていることになります。

当院の理念としましては、胃がん大腸がん死亡者ゼロを目指しておりますので、受診率を高めていき、陽性と診断された方には漏れなく大腸カメラを受けていただきたいと考えています。

便潜血陽性判定でたけど去年もただの痔だったよ?

とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。確かに便潜血陽性で一番多いのは痔です。次いで大腸ポリープ、大腸がん。
ですが、痔であっても、その他の病気が否定できるわけではありません。

ただの痔だと思っていたのに、健診を受ければよかった、

当院院長は外科医として、消化器の手術を担当してきました。こんなことを多く聞いてきました。
術前や術後の管理も行ってきたため、本人やご家族ともたくさんのお話をしてきました。
1年に1回、便を取って提出するだけです。ぜひ健康診断を受診していただき、便潜血陽性と判定がでたら、大腸カメラを受けていただくことをおすすめいたします。

当院の大腸カメラ検査実施数

期間

2021年1月~12月

2022年1月~12月

2023年1月~4月

大腸カメラ検査施行数

41件

225件

169件

内 ポリープ・大腸がんの見つかった人数

7名

50名

31名

大腸カメラ検査のご予約はこちら

当院では24時間web予約を受け付けており、待ち時間が少ないストレスフリーな診療体制を提供いたします。
また、「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。
大腸カメラは術前処置が必要ですので、当日いきなり検査はできません。初回は診察になりますのでご予約の上ご来院ください。

Q.大腸カメラ検査は保険が適用されますか?

A.【健康保険について】
症状があり、医師の診察により大腸カメラ検査が必要と判断された場合には、健康保険が適用されます。
症状がない等、医師は必要ないと判断したが、患者様の希望により大腸カメラ検査を行う場合には健康保険の適用となりません。

  【生命保険・入院保険について】
ご加入の保険にご確認ください。多くの保険が「ポリープ切除」については、「日帰り手術」となるため保険適用になることが多いようです。大腸カメラ検査い、ポリープが確認できた場合、その場で切除する場合があります。事前にご加入の保険会社にご確認いただけますようお願いいたします。

A.
検査内容 1割負担 3割負担
大腸カメラ検査のみ 2,500円前後 7,500円前後
大腸カメラ検査+病理組織検査 3,500円前後 10,500円前後
大腸内視鏡ポリープ手術 10,000円前後 30,000円前後

A.実際に検査にかかる時間は、大きな異常がなければ10~15分程。ポリープ切除など処置がある場合でも30分程で終了いたします。

A.診察券・保険証・同意書をご持参ください。下剤を中断した場合には、飲みきれなかった下剤をお持ちください。

A.できません。大腸カメラ検査は前処置が必要なため、1度目の来院では、事前診察問診を行い、下剤服用の説明や検査日のご予約を取得するところまでになります。最速で2度目の来院で施行になります。

A.はい可能です。1度目の来院で、説明等を行い、二度目の来院時に胃カメラと大腸カメラを行うことができます。状況にもよりますが、先に胃カメラを行い、続けて大腸カメラを行う流れになります。1度目の来院時にご相談ください。

A.残念ながらリスクもあります。しかしながら大腸がんがStage1で発見されれば10年後の生存率は90%を超えていますが、発見時のStageが進むほど生存率は低くなります。早期発見と、検査リスクをご検討いただきお選びいただければと思います。

A.大腸がんは通常、大腸ポリープになってから数年かけてがん化します。つまり、毎年大腸カメラを受けていれば、大きくなる前のポリープを切除することができ、大腸がんを防ぐことができます。

また、下剤の服用で腸内がからっぽになることから、同時にファスティングを行う方も増えています。ご興味があれば管理栄養士からご説明いたしますのでお声がけください。

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「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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