便秘外来|さいたま市で消化器の専門医に便秘の相談ができる消化器内科

便秘外来ってなにをするところ?

便秘で苦しんでいる人は日本国内だけでも数百万人いると言われ、慢性化していたり市販薬でなんとか過ごしたりしている方がとても多いです。
便秘外来では、体に隠れた疾患や異常がないかを確認し、服薬治療や、食生活指導などを行いながら、ご自身の力で自然に便通が起こるようにサポートいたします。

下記リンクにて当院HP内の便秘についてご確認いただければと思います。

腹痛

健康医学 現役の医師が教える家庭の医学「健康編」<フローラル出版 URL:https://floralpublish.com/
にて、当院院長里村仁志が、「便秘解消に腹筋をすると効果的?」の部分を担当させていただいております。
消化器内科として、便秘改善のプロの意見を書かせていただいております。

下の項目に思い当ることがあればあなたは便秘かもしれません

  • 便が固く表面がにひび割れがあるように見える
  • 便がころころとしたうさぎのうんちのような小さな塊がいくつもでる
  • 排便しても残便感があってすっきりしない
  • 強くいきまないと便が出ない
  • 便秘薬を使用しても便が出にくくなってきた
  • 便意がない
  • 浣腸をすればなんとか便がでる

便秘外来でまずやることは?

  • STEP1:診察
    まずは便秘の頻度や状態や病歴、服用している薬などを伺います。
    そのうえで、患者様の病態にあった検査や治療をご提案いたします。
    気になることがありましたら、なんでもお気軽にお尋ねください。
  • STEP2:検査
    診察時に必要と判断した場合は検査を行います。
    検査もいくつか種類があります。
    ・血液検査
    血液検査を行うことで、体内に異常がないか全体的な評価を行います。
    ・超音波検査
    超音波検査(エコー)は、消化に関わる内臓に腫瘍や貯留物など問題がないか検査することができます。
    ・胸部X線(レントゲン)
    ⇒船頭機能の低下、大腸内の空地の貯留、直腸の位置が正しいかなどを判断します。
    ・大腸カメラ検査
    ⇒大腸内をスコープで直視することで、腫瘍の有無や腸粘膜の変化などを評価します。
    詳しくは大腸カメラ検査ページをご確認ください。
    大腸カメラ検査:https://satomura-clinic.com/colonoscopy/
    ・CT検査
    ⇒里村クリニックはさいたま市立病院・埼玉協同病院と地域連携しております。
    CT検査が必要な方には紹介状を書きますのでご安心ください。
  • STEP3:治療方針の相談
    検査結果や便秘のタイプに基づき、効果的な治療法をご提案いたします。漢方や新しい作用を持った薬、効果の出方が異なる薬など、幅広い選択肢があります。
    また、当院では便秘の原因にもなる腸内フローラ(腸内細菌)を整えるといった取り組みも行っております。
    お悩みの解消だけでなく、ライフスタイルやお考えにも沿う、最適な治療方針を決めていきましょう。

里村クリニックで便秘外来を受診するメリットは?

内視鏡 上部 下部 胃 大腸

うんちは、食事がお口から入り、食道・胃・腸を通って、肛門から出ます。排泄に関わるすべての臓器が私たち消化器内科の専門領域になります。
また消化器外科で長く医療に携わってきた経験から、消化器の異常に精通しています。血液検査結果や、超音波、胸部レントゲンなどを見ても、内科的目線と外科的目線から正常に排泄できない原因を特定できるよう努めます。また、総合病院での内視鏡検査は待ち時間が長く、紹介から1か月を過ぎて検査となる場合もあります。当院では緊急性が高ければ即日、遅くても2週間以内に検査が行える体制を整えています。

実際に、患者様は「便秘と下痢が続く」と訴えて当院の便秘外来に来院したが、問診と血液検査から早急に大腸カメラを行う必要があると判断し、当日から下剤を服用し、翌日に大腸カメラを行い、大腸がんが発見されるケースもあります。
多くの方が、内服などの治療で改善しますが、たかが便秘と自己判断せずに消化器内科の医師の診断を受けてみてください。
詳しくは当院HP大腸内視鏡のページをご覧ください。

腸内フローラをご存じでしょうか

腸内フローラという言葉を耳にしたことはありますか?
実は腸に関する研究は最近になって進歩したことが多く、その中でも「腸は第二の脳」と呼ばれるような働きをしていることがわかってきました。
通常、人の感覚などは、脳で感じ取って指令を出すのですが、腸は腸自身が自ら判断をくだす機能を持っていることがわかってきました。
特に重要なのは、腸自身が腸の蠕動運動をコントロールしていることと、交感神経と副交感神経につながっていることがわかってきています。

それらにとって重要なのが、腸内細菌のバランスです。
腸内細菌は腸壁にびっしりと生息していて、まるでお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれます。
その中で、人体にとってよい影響を与える「善玉菌」と、逆に人体に悪影響を及ぼす「悪玉菌」とどちらにも属さない「日和見菌」があります。

腸内には、腸内細菌が1.5kgほど住んでいると言われており、その7割が「日和見菌」です。日和見菌はその名の通り、善玉菌と悪玉菌の多いほうを助ける動きをします。
「善玉菌」が「悪玉菌」よりも少なくなってしまうと、便秘はもちろん、下痢・おなかの張り・おならが臭い・腹痛・げっぷなどの症状がでやすい状況になってしまうのです。

幸せそうな家族

幸せホルモンと言われる「セロトニン」をご存じでしょうか。
腸の調子が悪い方の多くが、表情は暗く、元気がありません。うつ病の患者に便秘や下痢が多いというデータもあり、心の健康と腸内環境は関連性があると考えられるようになってきました。
幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」は、幸福感と関連があるのですが、セロトニンの90%は腸内で作られていることがわかってきました。

また、乳がんや子宮頸がんには「エストロゲン」という物質が深くかかわっているのですが、そのエストロゲンを分解しているのが腸内なのです。
また肝臓がんや大腸がんの原因と言われている「アリアケ菌」や「フソバクテリウムヌクレアタム」は、脂肪肝が引き金となって腸内で爆発的に増え、肝臓がんや大腸がんになると考えられています。

腸内バランスを整えていくことで、便秘だけではなくさまざまな病気のリスクを軽減する可能性があると研究が進められています。

当院の便秘外来の方針

当院では、消化器内科として、各種検査をもって消化器の病気ではないことを確認します。
一時的に便をだして終わりというわけではなく、また薬を飲め打でるという状態をゴールとせずに、永続的にご自身の力で排便できることを目標とします。
・市販薬をつかってなんとか便秘をごまかしている方
・長期間便秘や下痢を繰り返している方
・出るには出るけど強くいきまないと出ない方
・カチカチうんちやコロコロうんちなどの方
ぜひ当院までご相談ください。消化器の専門家が拝見いたします。

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「困った時はいつでもおそばに」を実践すべく、
常に患者さまの身近に寄り添う医療を目指しています。

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