睡眠は、疲労回復やストレスの緩和など、生きていくうえで重要な行為です。しかし、SASに罹患していると、回復することができないばかりか、睡眠時に低酸素の状態が続くため、身体に大きなストレスを与え続けることになります。
日中のパフォーマンスの低下するはもちろんのこと、肥満症、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症、がんなど、さまざまな病気の発症リスクを高めるといわれています。
また、昨今SASと交通事故の関連も取りただされて、SASに罹患している人の事故率は、飲酒運転とほぼ同等といわれています。SASを罹患していない方に比べ、罹患している方は交通事故のリスクが5倍ともいわれています。