2023年度(令和5年度)のさいたま市特定健診・がん検診の受付が始まりました。

参考:さいたま市HP 健康診査
URL:https://www.city.saitama.jp/008/016/001/006/index.html

里村クリニックの理念にも「予防は治療に勝る」とありますように、病気になってから治療を行うよりも、まず病気にならない予防を推進していきたいと思っています。
当院では内視鏡検査を中心に消化器のがん「胃がん」や「大腸がん」などをゼロにしたいという思いから、多くの内視鏡検査を行っています。
さいたま市がん検診では、年に1回1000円(または無料)で胃カメラが受けられます。

特に胃がんは無症状のまま進行することが多く、症状が現れた時には進行してしまっていることも多くあります。
院長は、もともと腹部外科の医師でしたから、たくさんの「健診をしておけばよかった」という声を聞いています。

確かに苦しさはゼロにはなりませんが、経鼻内視鏡を導入したり、苦しさを軽減するような方法を採用しています。
年に1回、たった10分だけ、胃カメラを受けるお時間を取っていただければと思います。

また、検便検査を1年以上行っていない方もぜひこの機会に検査をしましょう。
2023年になってからも、当院の大腸カメラで何件もの大腸がんが見つかっています。
大腸がんの診断を受けた方の多くが、「ただの痔だと思っていた」と言います。
確かに、痔である可能性も否定できませんが、痔と並行して大腸がんが進行している可能性も否定できません。
多くの方が、検便の検査で「便潜血陽性」となり、大腸カメラを行って、大腸がんの判断を行います。
ところが、痔をお持ちの方は「痔だから」と大腸カメラを受けない方がいらっしゃいます。
痔がある方は、最低でも1年に1回は、検便の検査を受け、便潜血が確認されましたら、大腸カメラを受けましょう。

当院では、院長をはじめ、多くの内視鏡専門医が所属しています。
この機会に健診を受けていただきたいと思います。
万が一、便潜血があった場合には、大腸がんを否定するためにも、大腸カメラを受けていただければと思います。
女性医師の内視鏡検査日も、毎週2~3日ありますので「恥ずかしいな」と思われる女性もぜひご相談ください。

最後に血液検査をされてからお時間が経っている方、ぜひ特定健診を受けましょう。
生活習慣病の多くが、特定健診によって判断できます。
毎年の体調の変化を見逃さずに、数値に変化が見られた場合には、生活習慣を改めることで、予防することができます。
また、当院にはクリニックにはめずらしい管理栄養士が所属しています。
健診結果でコレステロール値が悪化していた方や、血圧が高めになってしまった方、血糖値が高くなってしまった方なども、ぜひ「栄養指導」を受けていただきたいです。
栄養指導は、定期的に継続することで効果を発揮します。
毎月の投薬のための通院のときに、すこしお時間を頂戴できれば、食事のことや、数値のこと、病気についても詳しく相談できます。
ぜひ「栄養指導したい」とご相談ください。

毎年多くの方に健診を受けていただき、地域医療に貢献し、皆様の健康に寄与できている実感があります。
ただ、まだ受診可能な方の70%以上の方が、健診を受けていない状況です。

参考:さいたま市HP がん検診受診率
URL:https://www.city.saitama.jp/008/016/001/018/p006970.html

ぜひ一人でも多くの方に、がん検診を受診していただき、胃がん・大腸がんを早期発見し、死亡者をゼロに。
また、重篤な状態になる前に、生活習慣病を予防し、食生活でのコントロールができればと思います。

さいたま市がん検診は、WEB予約からも予約可能です。
健診項目についてや、1か月以上先のご予約を取りたい場合には、お電話にてご相談ください。

ご連絡をお待ちしております。

 

里村クリニック