里村クリニック 移転5周年のご挨拶

~感謝を胸に、これからも地域とともに~

おかげさまで、2026年10月14日、里村クリニックは移転5周年を迎えます。

振り返れば、本当にあっという間の5年間でした。

しかし、改めてこの5年間を振り返ってみると、本当に多くの出来事があり、たくさんの方々との出会いに恵まれた、実に濃密な時間だったと感じています。

武蔵浦和には、消化器疾患と内視鏡診療に力を入れた「里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニック」、イオンタウン東浦和には糖尿病、内分泌、神経内科に特化した「里村糖尿病内科イオンタウン東浦和院」が誕生しました。

また、医療だけでなく、子どもたちの成長やご家族の暮らしを支えたいという想いから、児童発達支援・放課後等デイサービス「ブルームフォレストさとむら」も開設しました。

さらに、地域の皆さまともっと気軽に触れ合い、一緒に楽しい時間を過ごせる場所をつくりたいという想いから始めた「さとクリマルシェ」も、今年で第10回を迎えます。

こうして振り返ると、私自身がこれまでの人生で培ってきた知識や経験、そして日々の診療やさまざまな出会いの中で感じてきたことをもとに、**「こんな医療があったらいいな」「こんな場所があったら楽しいな」「こんなことができたら、もっと笑顔が増えるのではないか」**という想いを、一つひとつ形にしてきた5年間だったように思います。

決して順調なことばかりではありませんでしたし、思い描いたとおりに進まないことも数多くありました。

それでも、私の想いに共感し、一緒に歩んでくれる仲間が増え、私たちの取り組みを温かく見守り、応援してくださる皆さまに支えられて、今日まで歩んでくることができました。

本当にありがとうございます。


三代にわたって受け継がれる医療への想い

そして、里村クリニックは来年、創立40周年という大きな節目を迎えます。

1987年に父・立志がこの地で診療を始めてから、約40年。

その根底には、祖父の代から受け継がれてきた医療への想いがあります。

祖父・千秋が大切にしていた言葉は、

「予防は治療に勝る」

病気になってから治すだけでなく、病気を未然に防ぎ、健康な毎日を守ることの大切さを説いた言葉です。

そして、父・立志が大切にしてきたのは、

「医師は患者さんの傍(かたわ)らに、いつも身心共に寄り添う『居者』でありたい」

という想いです。

病気だけを診るのではなく、その人自身を見つめ、不安や苦しみに寄り添う。いつでも患者さんの身近にいる存在でありたいという、医師としての姿勢です。

そして三代目となる私は、祖父と父の想いを大切に受け継ぎながら、自分自身がこれまで培ってきた知識や経験を生かし、地域医療だけでなく児童福祉へも活動の輪を広げてきました。

そして、医師として、私にはもう一つ大切な願いがあります。

「内視鏡を通じて、胃がん・大腸がんで悲しむ人をゼロにしたい」

という願いです。

胃がんや大腸がんは、適切な検査によって早期に発見できれば、治癒を目指せる可能性が高まる病気です。大腸がんについては、前がん病変であるポリープを発見し、切除することで、がんの発生を予防できる場合もあります。

だからこそ、一人でも多くの方に安心して内視鏡検査を受けていただき、早期発見・早期治療につなげたい。

胃がんや大腸がんによって、ご本人や大切なご家族が悲しむことを、少しでも減らしていきたい。

祖父が大切にした「予防」、父が大切にした「患者さんに寄り添う心」。

その両方を胸に、私は医療と児童福祉の可能性を広げながら、胃がん・大腸がんで悲しむ人がゼロになる未来を、本気で目指していきたいと思っています。

三代それぞれに時代や取り組みの形は違っても、根底にあるのは、人を大切にし、一人ひとりの人生に向き合いたいという想いなのだと思います。

父から受け継いだのは、クリニックという建物や名前だけではありません。

長い年月をかけて地域の皆さまと築いてきた信頼、そして人と人との温かい絆です。

この大切な絆を守り、さらに深めていきたい。

そして、何か困ったことがあったとき、ふと、

「そうだ、里村さんに相談してみよう!」

と思っていただけるような、身近で安心できる存在であり続けたいと思っています。


これからの仁学会が目指すもの

この5年間、私たちは多くの新しい取り組みを形にしてきました。

そして、これからは、これまで築いてきた一つひとつを、さらに大切に育て、磨き上げていく時期だと考えています。

医療の質を高めること。

患者さんや利用者さん、一人ひとりに、より丁寧に向き合うこと。

スタッフが誇りとやりがいを持ち、笑顔で働ける環境をつくること。

そして、皆さまからいただいた信頼に、日々の診療や支援を通じてお応えしていくこと。

特別なことばかりではなく、目の前の一つひとつを大切に積み重ねていくことこそが、これからの仁学会に必要なことだと感じています。

私たちが大切にしている理念は、

「もっと笑顔に もっと楽しく もっと元気に」

この言葉には、患者さんや利用者さんだけでなく、一緒に働くスタッフメンバー、そして私たちに関わってくださるすべての方々に、笑顔や楽しさ、元気が広がってほしいという願いを込めています。

私たち自身がこの理念を大切にし、日々の仕事の中で実践していくこと。

その積み重ねが、結果として地域の皆さまの笑顔や幸せにつながっていけば、これほど嬉しいことはありません。

最後になりますが、長年にわたり里村クリニックを信頼し、支えてくださった地域の皆さま、そして私の想いに共感し、日々力を尽くしてくれているスタッフの皆さんに、心から感謝申し上げます。

祖父の教えを胸に、父が築いた信頼と絆を受け継ぎ、これからも皆さまに愛され、応援していただける存在を目指して。

医療法人仁学会は、一歩一歩、誠実に精進してまいります。

今後とも、里村クリニック、そして医療法人仁学会をどうぞよろしくお願いいたします。

いつもありがとうございます。心から感謝しています。

2026年10月14日

医療法人仁学会

理事長・里村クリニック院長 里村仁志

里村クリニック