よく聞く「胃が痛い」、という言葉。そもそもどこの痛みと皆さんは認識されているでしょうか?胃の痛みですから、胃がある場所の痛みですよね。それでは、胃はお腹のどのあたりにあるのか、ご存知でしょうか?
胃は通常心窩部(しんかぶ)、つまりみぞおちの少し左の方にあります。そのため胃痛というと、心窩部からやや左より(左季肋部(きろくぶ))周辺の痛みを指します。おへそ周りのことを臍部(さいぶ)、その下を下腹部と呼びますが、臍部や下腹部の痛みは通常胃痛とは呼びません。
痛みを起こしている原因と痛みの場所は必ずしもぴったり一致するわけではありませんが、お腹のどこが痛いのか、正確に把握しておくことが重要です。